ユニマット リタイアメント・コミュニティ(ユニマットRC)は、埼玉地盤、全国で多機能型介護施設『そよ風』運営。有料老人ホームも。ユニマットグループ傘下。
株主優待は年2回(3月9月)で、有料老人ホーム等の割引です。
ユニマットRCの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
ショートステイでシェアトップの介護銘柄
そよ風ブランドで全国展開
ユニマットRは、そよ風ブランドで全国に複合型介護施設を展開しています。
特に、ショートステイやデイサービスの分野でシェアを獲得しています。ショートステイとは家族が旅行や冠婚葬祭などで在宅介護が困難なときに、短期的に介護施設を利用するものです。ショートステイではトップシェアとなっています。
ショートステイとデイサービスで売上の半分以上を占めています。
一方で、現状では、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅にも力を入れ始めており、新ブランド「交欒-MAZERAN-」のもとで開設している他、リゾート地におけるリタイア生活~終身まで暮らすことのできる生活共同体事業を進めています。
指標的に割安?
PBR×PERであるミックス係数で見て吐出して安いと指摘されています。
そしてその中で、ミックス係数が10以下のユニマットRCが突出して異次元に安いことが分かります。(但し今期は特別利益込み。実質的なPERは10倍程度)後、ウチヤマHDもまずまず安いですね。。。。。。。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
一方で、2018年3月期においては事業譲渡益で嵩上げされているため、2019年3月期の一株益予想で計算すると、割安感は薄れます(それでも割安感はあると思われます)。
稼働率向上も利益はあまり伸びず
ユニマットRCは、ここ2~3年で、ショートステイとデイサービスともに稼働率をどんどん伸ばしており、好調さが伺えます。
一方で、稼働率が向上しているにも関わらず、利益の伸びはイマイチであり、2017年2Qにおいては減益(経常以降)であることが指摘されています。
稼働率賀良くなれば利益も生まれやすくとは思うのですが
■会社の努力の結果
■高齢者が多くなった結果のどちらが重要かというのは気になります。
とはいえ、このまま稼働率が良くなれば利益生まれやすいとは先ほど書きましたが
ただ、2Qだけでみてみますと
利益が前年同期比で減っています。
引用元:Kabu Berry
営業利益で見れば微増益ではあるのですが、それでも稼働率が向上すれば、もっと利益は上がりそうです。そう考えると、経費も相応に増加してしまっていると思われます。
また、経常利益については、有利子負債の増加に伴って支払利息が増えていることが圧迫要因となっています。
財務は悪め
下記ブログにて介護関連株13選をまとめられています。
その中で、ユニマットRCは、自己資本比率が低めで有利子負債がやや多いと比較されています。
・自己資本比率 26.2%【有利子負債やや多い】
株主優待は有料老人ホーム等の割引
株主優待は年2回(3月9月)で、有料老人ホームやサービス付高齢者向け住宅管理費の割引が受けられます。
めったにこれを利用する個人投資家はいないと思われますが・・・。
- 100株以上 月額250円割引
- 500株以上 月額500円割引
総合評価
施設稼働率が向上しているため、業績向上が期待され株価が上がりだしています。
しかしながら、以下の点から今後の持続的な成長については確信が持てません。
- 稼働率向上に比例して利益が伸びているようではない(人件費や利息が増?)
- 2018年3月期は事業譲渡益などの一時的な利益も大きい
- 不動産業的な側面から、設備投資が重く、財務も悪化している
介護銘柄の中では割安な部類にあるのは上記を考慮してのことだと思われます。
それを妥当だと見るか、成長力が過小評価されていると見るか、が投資判断のポイントとなりそうです。
親の都合で利益水準が大きくかつ突然にブレることがあるため、ユニマットリスクがあるため注意を要すると指摘されています。
ユニマットリスク
が潜在的に共有認識としてあるから、と言う面が厳然としてあると個人的には考えており、その点は割り引かなくてはならないとも感じています。
そのため、ここに関しては最大限の注意を払いながら、若干の疑心暗鬼と共に慎重に保有しているというところですね。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌