ユナイテッド&コレクティブは、主力は鶏料理居酒屋『てけてけ』。ハンバーガーチェーンも展開。各店舗内での調理にこだわる。
株主優待は1年以上の継続保有のみで優待食事券です。
2017年IPOでマザーズ上場です。
ユナイテッド&コレクティブの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
出店余地の大きい小型飲食株
事業内容
ユナイテッド&コレクティブは、鶏料理居酒屋「てけてけ」、ハンバーガー店「the 3rd Burger」、和食居酒屋「心」を運営しています。
鶏料理居酒屋「てけてけ」では、焼き鳥や水炊き等の鶏料理を提供しています。鮮度にこだわっており、店内で仕込み作業・調理を行うことが特徴です。
ハンバーガー店「the 3rd Burger」は、マクドナルドのような安いハンバーガーでもなく、1,000円を超えるような高級ハンバーガーでもない、第3の位置付けのハンバーガーカフェです。店内で発酵から焼き上げまでを行うバンズや、冷凍していないブロック肉を店舗で調理するパティを使っています。野菜や果実をふんだんに使うスムージーも提供しています。
和食居酒屋「心」では、日本全国から食材を仕入れ、海鮮料理を中心とした和食や日本酒を提供しています。
2018年5月時点の店舗数は以下の通りです。
- てけてけ:74店舗
- 東京:64
- 神奈川:5
- 埼玉:2
- 千葉:2
- 大阪:1
- the 3rd Burger:6店舗
- 東京:6
- 心:2店舗
- 東京:2
セントラルキッチンを持たないことや商品を絞り込むことがメインの戦略です。
セントラルキッチンを持たず、商品の絞り込み、作業の機械化・効率化、精密な教育制度、直営店主義、ドミナント出店によるマネジメントの簡易化により、各店舗で食材加工度を高く維持しながら多店舗展開する戦略を取っています。
引用元:弱小サラリーマンの株ブログ
ユナイテッド&コレクティブの戦略については、成功している他社のいいとこ取りのようで、鳥貴族やコメダ珈琲との類似点を指摘されています。
セントラルキッチンではなくて店舗で料理を作っている。と書いてあり、これは鳥貴族の戦略で聞いた事があり
品目を少なくしているという下りはコメダ珈琲の戦略に通ずるものを感じました。
引用元:Kabu Berry
店内調理を担う人材の管理にも注目したいと指摘されています。
同社の価値観はその社名にもあるように「United&collective ~一体感~」となっている。一体感のあるチームは強く、柔軟な対応に長ける。料理だけでなく、サービスの品質にも期待できる。そして、それらの品質を確保するのに必要な人材の管理にも注目したい。
引用元:雪ん子パースペクティヴ
2017年 IPO
ユナイテッド&コレクティブは、2017年2月にIPOでマザーズへ上場しました。
公募価格1,620円に対して、初値4,500円(+178%)と非常に高い評価を受けました。その後の株価は一旦は初値割れとなりますが、堅調な業績を確認すると初値の2倍にまで高騰しました。
お店訪問
個人投資家のお店訪問・食レポです。飲食店はこのように自分で現地調査することで投資是非を決めることができるのが良いところですね。
「てけてけ」
値段が安く、味は取り立てて美味しいわけではないが、値段以上の満足感はあるとコメントされています。
生ビール180円は安いですね。全体的な客単価が2000円~3000円以下と他の居酒屋に比べると2~3割安いようです。
味は取り立てて美味しいわけではないですが、値段以上の満足感は十分にあります。
引用元:弱小サラリーマンの株ブログ
文句なく合格、コスパ的に非常に優秀と、高く評価されています。
管理人の主観も入っていますが、何度か都内の「てけてけ」へ行ってみた感想としては、文句なく合格です。
サラリーマン30年弱の経験がある管理人の厳しい目から見ても、提供商品の品質は高く、コスパ的に非常に優秀であると思います。
引用元:会社に依存しない生活
「てけてけ」関西初出店
オープン1週間で来店されたそうですが、思っていた感じとは違っていたので投資は見送りとのことです。
ミンチカツは美味しくいただけましたが、他は残念ながら思っていた感じとは違いました。優待も新設されたのでどうかと思いましたが、今回見送ります
引用元:さーさんのお祭り騒ぎ
「the 3rd Burger」
アボカドワサビバーガーにはまり、お酒もあるので、通ってしまったとコメントされています。
最初に注文したアボカドワサビバーガーを食べてからはまってしまい、この短期間に何回食べたんだろうなというくらい食べています(笑)。肉肉しいパティはかなり食べ応えがあります。
さらに嬉しいのはお酒があることですね。生ビールとポテトセットというのがあり、だいたい1000円くらいしますが、全然それに見合うと思います。ただ自分が学生だったら中々行けなかっただろうな(^^;
引用元:弱小サラリーマンの株ブログ
財務はイマイチ
IPOで資金調達したものの、店舗拡大を続けるために大きな投資が必要な状況が続いています。
そのため、キャッシュ9億円に対して、借入金は18億円(cf. 時価総額83億円)となっており、2018年2月期で自己資本比率は30%となっています。
有利子負債の多さがリスクとして指摘されています。
有利子負債が多く自己資本率は31.0%と低めです。
急成長中の企業ですので有利子負債が多いのは問題ないとも考えられますが、同業の鳥貴族と比べると有利子負債の多さはやはり気になります。
引用元:会社に依存しない生活
中期経営計画
ユナイテッド&コレクティブは、売上や利益の中期経営計画を定めてはいないものの、2020年までに200店舗まで拡大する計画を発表しています。
2018年5月時点で82店舗ですので、あと3年以内に店舗数が2倍以上となる計算です。
株主優待は優待食事券
株主優待は保有株式数に応じて優待食事券がもらえます。1年以上の継続保有した株主のみとなります。※ただし、初回の2019年2月末分は6ヶ月の継続保有で可。
- 100株以上 10,000円相当
- 300株以上 30,000円相当
総合評価
出店余地=成長余地の大きい小型飲食株です。実際に足を運んで納得して投資されている個人投資家も多いようです。逆に、店舗のない東京以外の個人投資家には手が出しにくいです。
2017年5月時点でPER63.7倍/PBR7.3倍となっています。成長期待と株主優待、昇格期待で高い評価を受けているものと思われます。
しかしながら、株価が上がれば増資で資金調達も行いたい財務状態でしょうし、高値追いは禁物と思われます。
実際にお店を訪問された上で、優待新設を期待して投資されたそうです。(実際に優待新設されたので狙い通りなのではないでしょうか)
ユナイテッド&コレクティブは指標面では割高ですが、今後の成長と優待新設を期待して打診買いしました。特に優待にはすごく期待していて、もし優待新設したら個人的に絶対取得したい部類の銘柄郡に入るかな(*´∀`)
引用元:弱小サラリーマンの株ブログ