ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)は、イオン系。首都圏で展開する食品スーパー最大手。傘下にマルエツ、カスミ、マックスバリュ関東。
株主優待は年2回(2月8月)で買物優待券または食品です。
USMHの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
統合効果の発現が待たれる巨大スーパー
事業内容
USMHは、マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東を傘下に持ち、関東圏に食品スーパーを展開しています。
2018年5月時点で517店舗を展開しており、内訳は以下の通りです。
- マルエツ:296店舗
- 東京:142
- 神奈川:46
- 千葉:50
- 埼玉:56
- 栃木:1
- 茨城:1
- カスミ:187店舗
- 茨城:102
- 千葉:37
- 埼玉:32
- 栃木:8
- 群馬:6
- 東京:2
- マックスバリュ関東:34店舗
- 東京:14
- 千葉:15
- 埼玉:3
- 神奈川:2
かなり巨大化していると指摘されています。
さりげなくかなり凶悪な規模にまで巨大化していますね。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
新規出店にも積極的である他、統合効果によるコスト削減を期待されています。
ユナイテッド・スーパーマーケットHDは、既存店売上は前年比99%で推移するなど堅調で、新規出店にも積極的です。
また、統合深化によるコスト削減なども期待できそうです。
財務は健全
USMHは借入金もわずかであり、2018年2月期において自己資本比率53%と財務は健全な状態が続いています。
営業CFのほとんどを投資CFに充てており、すでに大規模食品スーパーながら、さらなる成長が見込まれます。
財務面は、自己資本比率5割台と安定感があります。
中期経営計画
USMHは、2020年2月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2020年2月期において、売上高7,800~8,000億円(年率+4~5%成長)、営業利益200億円(年率+12%成長)を目標値としています。
初年度となる2018年2月期については、売上高+1.1%、営業利益-1.8%の増収減益に留まっており、早くも中期経営計画の達成に黄色信号が点灯しています。
統合効果によるコスト削減→利益率アップができるかどうかに今後注目です。
株主優待は買物優待券または食品
株主優待は年2回(2月8月)で、保有株式数に応じて買物優待券または食品がもらえます。
- 100株以上
- 買物優待券 30枚(3,000円相当)
- または食品A
- 500株以上
- 買物優待券 60枚(6,000円相当)
- または食品A
- 1,000株以上
- 買物優待券 100枚(10,000円相当)
- または食品B
- 2,000株以上
- 買物優待券 150枚(15,000円相当)
- または食品B
- 3,000株以上
- 買物優待券 180枚(18,000円相当)
- または食品B
- 5,000株以上
- 買物優待券 300枚(30,000円相当)
- または食品B
食品は、100株以上と1,000株以上で内容が異なります。
2018年2月分からは、いくつかの優待品から選択できるようになりました。
従来から年2回(2月、8月)の株主優待があり、100株で、買い物優待券 3000円分 又は 優待品の米「新潟県産コシヒカリ 2kg」がもらえましたが、
1月10日付のお知らせで、いくつかの優待品から選択できるようになりました。
引用元:大好き! 株主優待
株主優待券については1,000円以上の買物で1枚(100円引き)利用でき、カスミ、マルエツ、マックスバリューで使用可能です。
カスミだけじゃなく、マルエツとマックスバリューでも使えるようになりました
引用元:おもしろいことさがし
総合評価
関東圏の巨大スーパーチェーンであり、業績的にも財務的にもCF的にも安定感があります。逆に既に規模が大きいが故に急成長は見込めません。
2018年5月時点でPER30.9倍/PBR1.50倍となっています。統合効果は未だに発現していないものの、それによる利益改善をある程度織り込んだ評価になっているものと思われます。
普段利用するスーパーであれば株主優待を目的にホールドすることには問題ありません。
合併により規模は大きくなったものの、今後、相乗効果が出せるかが重要になってくると指摘されています。
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは規模はとても大きくなりましたが、相乗効果を出せるのかどうかは「まだこれから。」と言う所です。楽しく業績推移を見守っていこうと思っています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌