バリューHRは、健保の保健事業や企業の健康に関連するサービスをネットで提供しています。
健康推進は国策でもあり、当社の業績も成長傾向にあります。売上は順調に伸びている一方で、先行投資が重く、利益面は横ばいになっています。優待利回りが高く、長期優遇もあることから、個人投資家から人気が高いです。
バリューHRの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
健康管理サービス「バリューカフェテリア」を運営
「健康」は国策
高齢化が進む日本では保険料が増大しており、健康はまさに国策となっています。また、世の中的にも、食事や運動を通して健康的でいられるようにすることはますます注目が集まっていると思います。
そのため、健康管理をビジネスとするバリューHRにも注目が集まっています。
健保を通じた健康管理推進は、国の政策であり、今後期待されている分野です。
時流に乗った事業を展開する企業として注目されている企業です。
バリューHRは「健康」に関連するサービスをネットで提供しています。それが「バリューカフェテリア」です。
バリューカフェテリアという独自開発したサービスで、企業の健康管理や保健指導、さらには健康診断の予約までできます
業績は成長傾向
時流に乗ったサービスを提供していることから、業績は成長傾向にあります。
収益の7割を占めるカフェテリアシステムの新規客および既存客の利用が堅調に推移したほか、大口受注やストレスチェック業務の受託開始による上乗せがありました。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
また、第2の柱として健保の新設・運営の支援も行っており、こちらも成長を続けています。
第二の柱である健保組合設立支援のHRマネジメント事業で前の期に着手した案件の刈り取り(設立)が進むことにくわえ、新規設立組合へのシステム提供・健康管理代行が進むことにより今期についても売上高から2桁の成長が見込まれます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
売上高は順調に伸びていますが、利益面では横ばい~微増となっています。これは先行投資がかさんでいると見られています。
売上高伸びに比して、利益伸長が緩慢ですが、これは組合設立等にかかる代行人件費の増加が、システムでリプレイスし切れてないこと等が理由と思われます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
大同生命と資本業務提携
さらなる飛躍が期待される要因が、大同生命との資本業務提携です。
大同生命との協業によるシナジー効果はもちろん、大同生命がバリューHRの株式を買い進めていることから株価が高値追いを続けています。
業務面でも中小零細企業向けに
共同で健康管理システムを開発して提供するなどの協業が進んでいます。
特に大同生命(T&D)は生保初の上場を実現するなど先進的な会社であり、
中小企業とのパイプも極めて強いため、相当なシナジーが期待されます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
バリューHRの不正会計事件
過去のことになりますが、歴史は繰り返すということもあり、戒めとして覚えておくべきことがあります。それは、バリューHRの子会社で行われた不正会計事件です。
内容については以下のブログが詳しいです。
2009年から2014年にかけて同社の100%子会社で売り上げ水増しなどの不正行為が行われ、外部の会計監査人による指摘で発覚するという事件が発生しています。
引用元:新宿 優待・配当金生活
株主優待はバリューカフェテリア年会費無料&ポイント
バリューHRは株主優待として、バリューカフェテリア年会費無料と、バリューカフェテリアで使えるポイントを提供しています。ポイントは保有期間に応じて増える仕組みとなっています。
- 1年未満 5,000ポイント
- 1年以上 7,000ポイント
- 3年以上 10,000ポイント
優待利回りが高く、使い勝手が良い!
この株主優待は利回りが高く、使い勝手も良いことから個人投資家からは人気になっています。
今回の拡充で、すごい太っ腹な株主優待となりました。
カフェテリアでは、映画チケットや旅行などに利用でき、大変便利そうです。
まだ株価が低かった2014年頃には利回りが10%を超えていました。ポイントの使い勝手も良いと評価されています。
単純な優待利回りは次回12月権利から10%超となります。年会費分は除外しても5000円分のポイントです。一見しただけでは何に使えるのか分からないので長い間調査してきましたが、実はかなり使えます。よくあるクオカードやカタログギフト3000円分よりよっぽどいいです。
引用元:21世紀投資
ポイントの具体的な使い方
バリューカフェテリアでのポイントは、様々なものに使用できます。
「健康」がキーワードなので、健康診断やスポーツジム、健康食品などにも使えます。意外にもエンターテイメント(映画、遊園地、水族館、ホテル)にも使えたりします。
健康診断
健康診断を目的としてバリューHRを購入された方です。
この銘柄を購入した一番の目的がこれ。セミリタイアのデメリットの1つに健康診断が(安く)受けられないことがある。
引用元:ノージョブだいありー
AFCの野菜ジュース「野菜の極」
株主優待で有名な桐谷さんが大絶賛していた野菜ジュースを選択された方です。
その健康食品の中に、AFCホールディング(2927)の野菜ジュース「野菜の極」があるんです。
ソイジョイ
やっぱり食べ物!ということでソイジョイを選択された方です。
色々迷った結果、バリューHRの初株主優待として、
無難にSOYJOYを選択しました。
やはり食べ物こそがジャスティスです。
総合評価
配当優待利回りが魅力的ですが、PER/PBRが高く、割安感はありません。
業績の安定性や成長期待、配当優待利回りの高さを株価が素直に評価しているように思います。市場全体の暴落時に購入したり、モメンタムの強いときに購入して着いていったりと、好みは分かれると思いますが、1単元は手に入れておいても良いのではないでしょうか。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:B
・財務安定度:C
・配当利回り:A
・割安感:D