VOYAGE GROUPは、メディア向け広告配信プラットフォームの企画・運営。販売促進支援などサイトも複数展開。
2014年IPO銘柄で、株主優待は年2回(3月9月)でギフトコードです。
VOYAGE GROUPの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
第2のサイバーエージェント?デジタルガレージ?
事業内容
VOYAGE GROUPは、3つの事業を行っています。
メインとなっているのは、アドプラットフォーム事業です。インターネット広告(特にスマホ向け)が成長を続けている中で、VOYAGE GROUPのアドプラットフォーム事業「fluct」や「Zucks」なども成長しています。ただし、売上が順調に伸びる一方で、利益率が下降している点には留意が必要です。
2つ目は、ポイントメディア事業です。リサーチパネル、ECナビ、Pexといったポイントを貯められるサイトを運営しており、ユーザーアンケートや広告によって収益を得ています。
2017年9月期においては、リニューアルの混乱が発生し、減収減益に沈みました。
ポイント事業は前年同期のリニューアルの混乱から、一部顧客の離反等があったため、当該セグは減収減益となっています。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
3つ目は、インキュベーション事業です。FinTech領域、EC領域、HR領域(就職活動支援)を強化領域と定めつつ、様々な事業に出資しています。
事業内容の理解・予想は困難
様々なグループ会社にて上記3つの事業を行っており、事業内容の全貌を理解することや、それぞれの業績を予想するのは、一般的な個人投資家には相当の困難だと思われます。
VOYAGE GROUPを書くのは正直難しいです。
といいますのも「GROUP」というた゜゛けあって様々なグループ企業があるからです。
引用元:Kabu Berry
2014年マザーズ上場、2015年東証1部昇格と順調に成長してきていますが、いつまで成長が続くのか評価するのは難しいと指摘されています。
問題は、この成長がいつまで続くかということです。
このまま続くなら現在の株価は割安だと思いますが、どう評価するか難しいですね。
第2の・・・?
VOYAGE GROUP社長は、第2のサイバーエージェントと言われると語っているようです。
社長はインタビューで『第2サイバーエージェントと言われる』みたいな事を語られていました。イメージ的にそういった見方もあるのかなぁ。と思うと同時に『VOYAGEはVOYAGE』となった時が今とは違う景色が見えるのかなとも思うのでありました。(^^)
引用元:Kabu Berry
また、事業内容から第2のデジタルガレージとも指摘されています。
今期はともかく来期以降の展開が非常に気になるところですが、会社側は「アドPF」「ポイント」「インキュベーション」の三本柱で、10年遅れでやってきたデジタルガレージのような企業体を目指しているものと思われます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待はギフトコード
株主優待は年2回(3月9月)でギフトコード1,000円分です。
このギフトコードは、Amazonギフト券、iTunesギフト券、Pexポイント(自社サービスサイト)に転換することができます。
手続きが面倒そうに思いますが、意外と簡単にできると評価されています。
実際のところはPEXに交換しましたが
思ったよりはスムーズに進めました。
5分掛かりません。
引用元:とある共働き家庭の舞台裏
総合評価
2017年10月段階では、サイバーエージェントやデジタルガレージと比較すると、PER的には割安な水準にあります。裏を返せば、VOYAGE GROUPがそれだけ信用されていないという状態です。
どの事業領域も競合が激しそうであり、利益率の底打ちが見えないと厳しいと思われます。
業績安定度が良い評価ですが、全体としては普通評価となっています。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:B
・財務安定度:C
・配当利回り:D
・割安感:C