日本和装ホールディングス(2499)

日本和装ホールディングス(日本和装HD)は、着物、帯、和装小物などの販売仲介業者で手数料収入が収益源。無料着物着付け教室を展開。

株主優待は株主優待ポイントです。

日本和装HDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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無料着付け教室商法と東証1部昇格狙い

事業内容

日本和装HDは、無料着付け教室を開催し、参加者・卒業生と着物生産者の間で販売仲介を行っています。

中立的な立場から、消費者と生産者との間で品質・価値・価格を正当に管理し、消費者の不利益とならないようにしながら、着物の円滑な流通を可能にしています。

着物代金の回収代行や自社クレジット(分割払い)も行っています。

無料着付け教室を入口として、着物の販売仲介、ショッピングローンを手掛けることでシナジー効果で伸びる流れであるとコメントされています。

着付け教室の参加者が増えれば、
その分販売機会の確保につながり、
また購入の際は、
連結子会社で展開しているショッピングローン事業の売上もシナジー効果で伸びるという流れになっています。

引用元:投資ブログやってますけど何か?

着付け教室商法

無料着付け教室で受講生を集め、着物を販売する機会をつくるビジネスモデルは、強引な営業にも繋がりやすく、良くない評判も多くあります。

「タダほど高いものはない」という言葉通りだと指摘されています。

受講生相手にセミナーという形で販売会を行うと言うビジネスモデルです。「タダほど高いものはない」とのことわざもあるくらいですし、非常に香ばしい業態ですが、私は4926シーボン等この手の生命力の強い「イケイケ営業銘柄」は嫌いではありません。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

着物関係では、成人式の前日に夜逃げしたはれのひ騒動もあり、業界的にあまり評判が良くありません。

着付け教室商法の日本和装、はれのひ騒動を受けて「優しい振袖着せ付け教室」を開始

引用元:市況かぶ全力2階建

営業拠点の統廃合でV字回復

日本和装HDは、2014年12月期には営業赤字に陥っています。

そのときに、営業拠点の統廃合(29→15拠点)や海外事業の撤退を行った結果、翌2015年12月期には黒字転換し、その後も利益を伸ばしています。

昇格期待

1部昇格を明言しており、時価総額が足りないため、優待拡充を繰り返すことで株価を押し上げています。

立会外分売も行っており、東証1部への昇格に向けて準備していると指摘されています。

3Q決算発表と同時に「株式の立会外分売」を発表するなど、
株の流動性向上を狙った施策を発表したりしてますが、
IRを見ると、どうやら東証一部への昇格に向けて準備を進めているみたいです。

引用元:投資ブログやってますけど何か?

時価総額が足りないため、株価上昇施策(増配・優待拡充)を行っていると指摘されています。

とりあえず東証一部に行くには時価総額が足りないので、業績の向上に加えて株価を上昇させる施策も売ってくれるのでは(今回の増配もその一環?)と期待しております。

引用元:みやびの館@株式投資

財務はイマイチ

割賦売掛金が多く存在しており、借入金によって一時的に賄っている状況です。

2017年12月期においては、自己資本比率34%となっており、財務的にはイマイチな状態です。

割賦売掛金の焦げ付きを心配されています。

・自己資本比率は33.2%と少し心配か
→流動資産が流動負債の2倍以上あるためそこまで危険はないか…(割賦売掛金が焦げ付くのが多少心配…)

引用元:みやびの館@株式投資

株主優待は株主優待ポイント

株主優待は保有株式数に応じて株主優待ポイントがもらえます。

  • 500株以上  3,000ポイント
  • 600株以上  4,000ポイント
  • 700株以上  5,000ポイント
  • 800株以上  6,000ポイント
  • 900株以上  7,000ポイント
  • 1,000株以上 10,000ポイント
  • 2,000株以上 20,000ポイント
  • 3,000株以上 30,000ポイント
  • 4,000株以上 40,000ポイント

1年以上の継続保有で、ポイント数が1.1倍となります。例えば500株保有の場合、1年未満では3,000ポイントですが、1年以上の継続保有で3,300ポイントとなります。

ポイントは商品または共通株主優待コインと交換

上記の株主優待ポイントは、商品または共通株主優待コイン「WILLsCoin」と交換することができます。

商品については、ポイント毎に食品や日用品がラインナップされています。

共通株主優待コイン「WILLsCoin」とは、個人株主向け会員制サイト「プレミアム優待倶楽部 PORTAL」にて優待商品に交換できるコインであり、他社の優待と合算して利用することができます。

総合評価

あまり評判の良くない無料着付け教室商法ですが、少々強引な営業をしなければ売上を伸ばせない状況にあるとも言えます。

2018年6月時点でPER19.0倍/PBR2.15倍となっています。成長業界でもない割には高い評価となっており、東証1部昇格を狙った株価対策によって押し上げられている印象です。

短期勝負の個人投資家が流れ込んでいるようで、東証1部昇格が出尽くし売りになる可能性もあります。

指標的割安さや総合利回りが魅力的としながらも、評判の良くない営業を考えると、やや邪道かな?とコメントされています。

日本和装HDは指標的にはまずまず割安ですし、総合利回りも魅力的です。優待族的には外せない銘柄ですが、同時に主力として勝負するにはやや邪道かな?とも感じます。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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