ワットマンは、郊外軸に衣料、家電、書籍などリユース店運営。神奈川地盤。小規模商圏での店舗モデルも模索。
株主優待はありません。
ワットマンの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
ハードオフFC契約を解除して独自ブランドを展開
事業内容
ワットマンは神奈川を地盤として3つの業態でリユース業を運営しています。
ワットマンスタイルでは、洋服・バッグ・靴・ブランド・キッズ・食器・インテリアスポーツ・アウトドアなどを買取・販売しています。
ワットマンテックでは、生活家電・AV家電・パソコン・オーディオ・楽器・カメラホビー・ゲーム機などを買取・販売しています。
また、ブックオフのFC運営も行っており、本・コミック・雑誌・CD/DVD・ゲーム機・ゲームソフトなどを買取・販売しています。
2018年4月末時点で、ワットマンスタイル18店舗、ワットマンテック18店舗、ブックオフ8店舗を展開しています。
ハードオフとのFC契約の解除
2013年まではハードオフのフランチャイザーであり、オフハウス11店舗、ハードオフ11店舗を展開していました。
ハードオフがワットマンの株式を14.1%保有する筆頭株主である状況は現在も続いています。
しかし、2013年4月には、ハードオフとのFC契約を解除し、独自ブランドである現在のワットマンスタイルやワットマンテックへと改装しました。
「ノウハウ掴んで固定客もついたからハードオフの看板じゃなくてもええやろ」ってことなんだろーか。株を握られてるのもうっとうしい?w
引用元:陽のブログ
FC契約の解除にあたっては解決金として4.5億円を支払っており、当時の営業利益3年分であるため相当痛いと指摘されています。
25年度の決算は売上29億、営業利益1.4億、経常利益1.6億。
解約金は実に営業利益の3年分以上だ。コリャ相当痛いな(汗)。ちなみに営業利益より経常利益が高いのは投資有価証券の売却を進めたから。
引用元:陽のブログ
好財務続く
上記の通り2014年3月期において4.5億円を支払ったものの、無借金経営の好財務が続いています。
2018年3月期においては、ネットキャッシュで5億円(cf. 時価総額17.5億円)、自己資本比率は68%となっており、財務的には問題ありません。
総合評価
2014年3月期に解決金支払いのため大きな赤字を計上しましたが、財務的に問題はありません。その後の独自ブランドでの売上成長、2018年3月期での利益貢献を見ると、結果的にはハードオフFCの脱却は成功したように思えます。
2018年5月時点でPER20.8倍/PBR0.78倍は成長を期待していない評価と思われます。
2018年3月期は大幅増益でしたが、2019年3月期は早くも40~50%減益を計画しており、安定的な利益成長を見せるまでは手が出せません。