WDBホールディングス(2475)

WDBホールディングス(WDBHD)は、理学系研究職や研究補助職の人材派遣で首位。医薬品開発受託や医薬関連事務も。持株会社。

株主優待はクオカードです。

WDBHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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理学系・技術系特化の人材派遣サービスで成長

事業内容

WDBHDは、事務職派遣会社として創業した後、研究職人材サービス市場へと参入して現在では首位となっています。

第2の柱として、CRO事業(医薬品開発業務受託機関)も展開しています。

人材サービス事業

理学系研究職派遣を中心に、人材紹介サービスを行っており、業界の先駆けとしてトップを走り続けています。

理学系研究職で働く3人に1人がWDBHDから就業しており、業界トップクラスの実績です。

CRO事業

医薬品・医薬部外品の基礎研究における実験業務と臨床試験以降の開発業務を代行・支援しています。

これまでハイコストが当たり前だったCRO事業を、分業・標準化することで高品質・低価格なサービスを実現しています。

日本の他にも米国、インド、フィンランドに拠点を置いて海外展開しています。

受託研究・製造事業

新規素材の受託研究・製造、海洋生物を使った研究受託など、WDBグループの理系人材や実績を活かして顧客のニーズに応えています。

インタラクション事業

インターネット(IoT)を用いて、あらゆる分野で新たなビジネスモデルを作り出す事業です。

理学系・技術系特化の人材派遣

上記の通り、WDBHDは理学系・技術系に特化した人材派遣サービスを提供しています。

それが最大の特徴であり、収益の源泉でもあります。

理学系に特化し高水準の人材を確保していることが特徴とコメントされています。

世の中にはさまざまな人材派遣サービスをおこなう企業がありますが、WDBホールディングスは理学系に特化し高水準の人材を確保することで企業の人材需要に応えています。

引用元:楽しい株主優待&配当

技術系の人材不足は危機的な状況であり、伸び代はあると評価されています。

技術系の人材不足は危機的な状況でメーカーは頭が痛いだろ。その点ではノビシロはまだまだあるような気がするんだよな。

引用元:株・修羅の道

M&A積極的

事業領域である、化学・バイオ関連分野、製薬関連分野、CRO関連分野において、シナジーが発揮できそうな会社を積極的にM&Aしています。

2017年にもCRO事業会社を2社M&Aしています。

すでに2社とも収益貢献を果たしていると評価されています。

CRO事業はMAした中で特に北欧のメドファイルズ社が一定の存在感を示し、収益貢献しているようです。また後方事務を扱うコーブリッジ社も同様に国内外で貢献しているようです。

引用元:中長期投資の練習記録

株主還元の強化

2018年3月期は不動産の売却による特別利益もあったため、自社株買いをしても尚お金が余ってきています。

2018年5月には配当金について今後5年間の計画を公表しました。

配当性向を30%に引き上げていくだけでなく、より明確化する形で年間配当額そのものを引き上げていくと明言しており、2017年3月期11円予定→2022年3月期49.5円計画まで4倍以上となる見込みです。

WDBHD社のWEBページの充実を称賛しつつ、中期的配当のコミットメントまで出したことを高く評価されています。

そしてこれまでなかった中期的配当のコミットメントまで出ています。
このような姿勢に改めて感謝ですし、
その心意気は素晴らしいものだと捉えています。

引用元:中長期投資の練習記録

しかしながら、2022年3月期の49.5円配当と配当性向30%から割り戻すとEPSは165円となり、EPS成長が低く見積もられ過ぎではないかとも指摘されています。(2018年3月期は特益込でEPS169円、2019年3月期はEPS146円予想のため)

ん?特益があったとはいえ、前期実績EPSは168.7円なので、
それより下となります。19.3期EPSが146.3円なので、
1000億企業になるといっている割には、
極めてマイルドですね。

引用元:中長期投資の練習記録

配当性向をあげる形で増配計画・還元強化に動いているとコメントされています。

増配傾向ですが2018年に自社株買いをしてもお金が余ってきてますね。ということで配当性向をあげる形で増配計画にもしてると還元も強化。

引用元:大河の一滴

財務は鉄壁

営業CFを稼ぎキャッシュを積み上げており、無借金経営が続いています。

2018年3月期においては、キャッシュ109億円(cf. 時価総額630億円)を保持しており、自己資本比率は67%となっています。

財務とキャッシュフローは非常に良好であると評価されています。

⑦財務
・非常に良好

⑧キャッシュフロー
・フリーCFは基本プラスであり、キャッシュフローはかなり良好。

引用元:みやびの館@株式投資

右肩上がりで資産を増やしており、借入金なしながらROEも高水準で維持しており、優秀というしかない推移と評価されています。

右肩。ついでに自己資本比率も改善系で借入金ないようですね。ROEも維持と優秀と言うしかない推移。

引用元:大河の一滴

中期経営計画

WDBHDは、2021年3月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2021年3月期において、売上高1,000億円(年率+27%成長)、経常利益100億円(年率+30%成長)を目標値としています。

5年間で売上・経常利益ともに3倍以上にする意欲的な中計です。

初年度となる2017年3月期は10%増収25%増益、2年目となる2018年3月期は16%増収23%増益と、中計ラインを下回るものの大きな成長を見せています。

株主優待はクオカード

株主優待は100株以上で一律1,000円相当のクオカードがもらえます。

総合評価

ここ2年の急成長により、株価は4倍以上まで高騰しました。2018年3月を天井に調整中です。

2018年6月時点でPER21.9倍/PBR4.60倍となっています。2桁成長が続くことを織り込んだ水準と思われます。

中計は過大とは言え、高成長を続けていますが、2019年3月期は特益剥落もあってブレーキ感が漂います。それを織り込む形での株価調整と思われますので、少なくとも1Q決算の出来を確認するまでは様子見です。

2018年3月期の決算発表を受けて「順調」の一言とコメントされています。

ごちゃごちゃ書く必要もなく、「順調」の一言です。

引用元:中長期投資の練習記録

好調で文句のつけようもないとコメントされており、PER20倍付近は高いとは言い難いと評価されています。

調子いいしあまり文句つけようもない感じ。悪環境時はもたつきそうでそこらには留意は必要そうです。で、それがPER26ほどがデータ取得時から更に売られて直近PER21ほど。状態は踏まえれば絶対的には高いとはいい難いとは思います。

引用元:大河の一滴

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