WDI(3068)

WDIは、ダイニングレストランの老舗。パスタ『カプリチョーザ』ほか、国内外ブランドを直営・FC展開。

飲食チェーンの株主優待銘柄として人気があります。株主優待は優待券と優待カード(20%割引)です。

WDIの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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飲食チェーンの株主優待銘柄

多ブランド展開

WDIは多ブランドで様々な飲食店を展開しています。

最も有名なのはカプリチョーザ(イタリアン)です。

他にも、ウルフギャング・ステーキハウスや、トニーローマ(BBQレストラン)、ハードロックカフェ、エッグスンシングス(ハワイアン)、サラベス(ニューヨークレストラン)、ティム・ホー・ワン(点心)などがあります。

直近では、熟成肉ステーキが好評のウルフギャング・ステーキハウスが好調です。

国内に4店舗を構える熟成肉ステーキハウス「WOLFGANG’S STAKEHOUSE」が好調に推移したものの、相対的に「カプリチョーザ」等の大衆店が弱かったほか、海外も堅調に推移したものの、新店の積み増しが遅れました。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

長期経営計画(VISION 2020)

WDIは、2020年度を最終年度とする長期経営計画を掲げています。

定量目標として以下を置いています。

  • 売上高  400億円
  • 営業利益率   5%
  • 海外売上比率  40%

これらを目標値とした2013年3月期から着々と目標値に向かっており、残り4年で数値達成が現実味を帯びてきたと評価されています。

2013年3月期に年3億円程に過ぎなかった営業利益は、既に3末の期末ベースで15億円弱に達しているため、残り4年で5億円を積み上げれば数値達成なので、かなり現実味のある部類だと考えます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

最終利益が伸びない

WDIの業績を見てみると、営業利益・経常利益の割に、最終利益が小さいことに気付きます。

これは、非支配株主持分で最終利益が削られてしまうことにあります。

WDIは自社外のブランドにおいては、日本他での展開権を取得して出店していることから、その子会社の持分がWDIとブランド元になっているのではないかと思います。

惜しむらくは本邦の同業他社より海外展開が進んでいるものの、非支配株主持分で最終利益が削られてしまうので、(EPS的にも)見た目が中々良くならない点ですが、先行投資みたいなものですので、この辺は仕方ないかと思います。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待は優待券と優待カード

株主優待は保有株式数に応じて優待券が貰えます。それに加えて100株以上保有で20%OFFの優待カードも貰えます。

優待券の額面金額は以下の通りです。

  • 100株以上      3,000円相当
  • 500株以上   20,000円相当
  • 1,000株以上  30,000円相当
  • 2,000株以上  40,000円相当
  • 3,000株以上  50,000円相当
  • 5,000株以上  60,000円相当

優待利用の様子

飲食チェーンの株主優待ということで、個人投資家に人気があります。

WDIで最も有名で身近なカプリチョーザに行かれた方のレポートです。

使ってみた店舗は当然カプリチョーザ(`・ω・´)

他の店舗は行ったことというか見たことすらないし・・・笑

カプリチョーザならいっぱい店舗あるし、気軽に入りやすくて好き

引用元:独法職員の株主優待日記

サラベス品川店に行かれた方のレポートです。

9時前にこちらのお店についたのですが、すでに10名程度列ができていましたね。
出来てすぐにお昼のぞいたときも列ができていましたので人気ということなのでしょう。
株主である妻も喜んでいる様子。

引用元:毎日コツコツ投資生活

優待利用の注意点

銀座のエッグスンシングスで使おうとしたところ、対象外だったそうです。

直営店舗のみで利用でき、FCでは利用できないそうです。

WDIの株主優待は、直営店舗のみ適用しますとのことです。

直営店舗とフランチャイズがあるみたいですね。

紛らわしいですわ。

引用元:節約筋トレ愛好家日記

総合評価

優待によって株価対策がされている飲食銘柄かと思いきや、多ブランド展開や海外進出で利益成長できている状態にあります。

2017年9月時点で、PER26倍/PBR3倍は適正に評価されている印象です。

優待目的に100株ホールドするのは問題ないと思いますが、もう少し割安感のあるところで拾いたいです。

色々と気になる点・不満な点はあるものの、優待内容や店舗のクオリティが非常に良いためホールドされているとのことです。

WDIは高PBR、脆弱な財務、頻繁に変更される優待制度、 頼りなく信頼しにくいIR で、ホールドするのにやや神経を使う銘柄です。もしもPFがこういう銘柄ばかりだと株式市場で長生きするのは難しいだろうな、と率直に言って自分でも感じます。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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