ウェッズは、アルミホイール主体の自動車部品・用品卸のトップクラス。独自品に強み。小売り、福祉事業も。
株主優待はクオカードで長期優遇制度もあります。
ウェッズの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
アルミホイール卸売主体で事業多角化中
アルミホイール卸売
ウェッズの売上・利益のほとんどを占めるのは、アルミホイールの卸売です。
特に、冬の降雪が多いと、冬タイヤとセットでアルミホイールが売れるため、売上・利益が伸びると言われています。
事業のほとんどがアルミホイール関連で占められており、冬に雪が多く降ると冬タイヤとセットで売れるため売上&利益が伸びるという特色がある。
そのアルミホイールですが、東アジアからの輸入仕入れが主体であり、円安デメリット・円高メリット銘柄と指摘されています。
アルミホイールは東アジアから輸入しており仕入れ額の70%近くを占めています。したがって、ヘッジ取引は行なっているものの円安はデメリットとなります。
引用元:割安株投資研究所
事業の多角化
事業多角化として福祉事業に乗り出していますが、現状では赤字となってます。
2017年は本業の減収もあり、多角化の成功も未だ見えてこず、売却された個人投資家もいらっしゃいます。
多角化する事業と本業の減収を鑑みると保有を継続する理由が見いだせなかったです。高配当&優待銘柄でもあるので、下値はある程度限定されそうですが、他の業績好調な割安株の方が魅力的に思えました。
引用元:ひも的株式投資ログ
財務は余裕あり
2017年3月期においては、ネットで9億円ほどのキャッシュを保有し、自己資本比率は69%と財務は余裕がある状態です。
そのため、配当性向30%以上を掲げていたり、自己株式の償却をするなど、株主還元に積極的な姿勢を見せています。
株主優待はクオカード
株主優待は保有株式数に応じてクオカードが貰えます。
- 1,000株以上 2,000円相当
- 2,000株以上 5,000円相当
- 10,000株以上 10,000円相当
- 20,000株以上 20,000円相当
さらに、3年以上継続保有すると、1,000円分が加算されます。
総合評価
リーマンショック後から業績を大きく伸ばし、それに伴って株価も7~8倍ほどまで高騰してきました。2014年頃から業績・株価ともに踊り場となっている状態です。
2017年3月期は減収減益となったことで指標的には割安感があり、高配当とクオカード優待が株価を下支えする格好になっています。
しかしながら、あえて新規で投資する理由は乏しいと思われます。福祉事業の黒字化等の増益基調が見いだせるか、配当利回り4%超えとなってくれば、手を出す理由になりそうです。
成長力はないものの、割安で利回りが良いことを評価されています。
ウェッズはあまり成長力はないですが、指標的に十分に割安ですし、またしっかりとした総合利回りも出ていますし、自己株式の償却をするなど「株価に意識を向けた経営」をしてくれていますし、非常に安定感のある良い銘柄です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌