ウエルシアホールディングス(3141)

ウエルシアホールディングス(ウエルシアHD)は、 ドラッグチェーン最大手級。イオン子会社。調剤併設、24時間営業に強み。15年にCFS統合。

株主優待は自社グループ買物券等です。

安定成長を続けており、2018年2月期で8期連続増配です。

ウエルシアHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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イオン傘下のドラッグストア業界最大手はまだまだ成長路線

事業内容

ウエルシアHDは、イオン子会社で、業界最大手級のドラッグストアです。

ドラッグストア事業として、ウエルシア薬局、清水薬品、丸大サクラヰ薬局、一本堂のドラッグストアを傘下にしています。

店舗展開

ウエルシア 店舗展開

2018年2月期 決算説明会資料より抜粋

ウエルシアHDは、2018年2月末で1,687店舗を展開しており、その内1,559店舗が主力のウエルシア薬局です。

地域的には、関東を中心として、中部・近畿・東北に留まっており、最大級ドラッグストアでありながら、未進出の地域も多いです。

ウエルシア薬局の強み

主力はウエルシア薬局で、約7割の店舗で調剤薬局を併設(上記表を参照)していたり、PB商品が充実していたり、24時間営業店舗もあるといった強みがあります。

イオングループが展開するドラッグチェーン連合のハピコム、イオンのトップバリュ、ウエルシア独自の3種類のPB商品を販売しています。PB商品構成費は5%となっており、内訳としてはハピコム32%、トップバリュ29%、ウエルシアPB39%となっています。

スーパー並の割安さとコンビニ並の利便性で驚異のドラッグストアだと評価されています。

スーパー並の割安さとコンビニ並の利便性
を併せ持つ、驚異の店がドラッグストア。

引用元:アフォの中長期優待株投資 ~自由への挑戦~

イオン連結子会社化とM&Aによる成長

2014年 TOBでイオンの連結子会社化

ウエルシアHDは、2014年11月にイオンによるTOBで連結子会社化されました。(イオンの持分は37.4%→50.5%へ拡大)

イオンとしてはドラッグストア事業の再編・強化を狙い、ウエルシア、CFSコーポレーション、タキヤ、シミズ薬品の4社を統合することで業界最大手へと押し上げました。

その他にもイオンは、ツルハHDやクスリのアオキHDにも出資しており、イオン連合(ハピコム)としてドラッグストア業界での存在感を増しています。

M&Aによる成長

ウエルシアHDはイオン連結子会社化後もM&Aを進めています。2017年には東北地盤の丸大サクラヰ薬局、2018年には東京地盤の一本堂(店舗名はウエルシアに変更済み)を買収しています。

イオンのバックアップの元、M&Aによって成長しているとコメントされています。

原動力はM&Aでして、経緯はよくわかりませんが、イオンのバックアップを背景とした信用力で同業他社を買収してきたんだと思います。
最近では、神奈川や東京中心に展開している「HAC」や、北東北で「ハッピードラッグ」を展開している会社などを子会社化し、業績を拡大させているようです。

引用元:株好きバーバリー好き洋楽好きの投資生活

財務はそこそこ

M&Aや新規出店によって資金需要は旺盛であり、財務の拡大が進んでいます。借入金も微増していますが、問題視するような額ではありません。

2018年2月期においては、自己資本比率は44%となっています。

中期経営計画

ウエルシアHDは、2020年2月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2020年2月期において、売上高8,000億円(年率+9%成長)、経常利益360億円(年率+12%成長)を目標値としています。

調剤併設率を引き上げる他、未だ手薄な近畿・東北エリアでの新規出店を行います。

初年度となる2018年2月期においては、期初予想を超過して、+12%増収+20%経常増益で着地しており、中計達成に向けて好スタートを切っています。

株主優待は自社グループ買物券等

株主優待は保有株式数に応じて自社グループ買物券等がもらえます。

以下の4種類から選択となります。

  • 自社グループ買物券
  • 新潟県産コシヒカリ新米
  • カタログギフト
  • Tポイント付与

保有株式数に応じてそれぞれの選択肢の額面が変わってきます。

  • 100株以上
    • 自社グループ買物券   3,000円相当
    • 新潟県産コシヒカリ新米 5kg
    • カタログギフト     3,000円相当
    • Tポイント付与      3,000ポイント
  • 500株以上
    • 自社グループ買物券   5,000円相当
    • 新潟県産コシヒカリ新米 10kg
    • カタログギフト     5,000円相当
    • Tポイント付与      6,000ポイント
  • 1,000株以上
    • 自社グループ買物券   10,000円相当
    • 新潟県産コシヒカリ新米 20kg
    • カタログギフト     10,000円相当
    • Tポイント付与      10,000ポイント

Tポイントの優待は珍しい上に、毎月20日にはお得にTポイントを使えるお客様感謝デーがあるため、優待狙いの個人投資家はTポイント一択です。

Tポイント

株主優待券と自分のTポイントカードの番号を送付する必要があります。

Tポイントへの変更は、送付された同社の株主優待券を返送するとともに、Tポイントカードのナンバーを記載して送付する必要があります。

引用元:株好きバーバリー好き洋楽好きの投資生活

毎月20日はTポイントで1.5倍の買物(例:200ポイント=300円分)ができるため、20日に買い溜めをするのであれば自社グループ買物券よりもお得になります。

いつもTポイントを選択。毎月20日に買い物をTポイントで買い物すれば、1.5倍分の買い物ができます。3000ポイントなら4500円分もオトク!!

引用元:旅行好き女子の楽しい投資&おトク生活♪

普段からウエルシアを使っている人は絶対にTポイントが得とオススメされています。

株数に応じて優待内容は変わってきますが、利回りは100株が一番良くオススメです。

普段からウエルシアを使っている人は絶対にTポイントが得です。

引用元:主夫あひすけのIPOと株主優待投資ブログ

総合評価

イオン傘下のドラッグストアチェーンです。業界最大手ながら未進出エリアも多く、PB商品や調剤併設といった強みもあり、今後も安定成長が見込めます。

2018年7月時点でPER32.5倍/PBR4.69倍と非常に高い評価となっています。20%以上の増益が続くことを織り込む水準と思われます。

株価は2012年頃から右肩上がりとなっており、イオンがTOBで連結子会社した2014年末から3倍近くにまで上昇しています。指標的には割高感もありますが、成長余地の大きさの裏返しと思われます。今後も押し目買いが続きそうです。

株価が上がってしまったので、配当・優待の利回りが低下し、お得感が薄れたとコメントされています。

株価(5,920円)★★★★☆:以前と比べると上がりました
配当金(0.71%)★☆☆☆☆:少ない
優待内容 ★☆☆☆☆:株価が上がり利回り低下
参考指標:PER 32.4倍、PBR 4.76倍
総合得点(15点満点):6点
※ データは2018年5月29日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

指標的に(割高で)買えないとコメントされています。

PERは書いた通り28倍台、PBRは3倍台後半、配当は年間32円で、利回りは1%もいっていません。優待が3000円ですけど、合わせても1.5%と、とても指標的には買えませんねーー。

引用元:株好きバーバリー好き洋楽好きの投資生活

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