薬王堂(3385)

薬王堂は、独立系ドラッグストア。食品、化粧品も展開。地盤の岩手に加え宮城、青森、秋田で集中出店。

株主優待は自社プリペイドカードまたは東北産米です。

薬王堂の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

スポンサーリンク

東北で勢力拡大するドラッグストア

事業内容

薬王堂は、岩手県を地盤として東北地方にドラッグストアをチェーン展開しています。

小商圏バラエティ型コンビニエンス・ドラッグストア

「少子高齢化」「人口減少」という課題に直面している東北地方において、「小商圏バラエティ型コンビニエンス・ドラッグストア」戦略で店舗を展開しています。

業界最小の商圏7,000人を対象としており、ローコストオペレーションにより、低価格で商品を提供していく戦略です。

将来的にはさらに小さい商圏5,000人を対象とした店舗作り・運営を目指していくとしています。

店舗展開

2018年2月期で239店舗を展開しています。

地盤である岩手を中心として、周辺県への出店によりエリア拡大しています。

薬王堂 店舗展開

2018年2月期 決算説明会資料より抜粋

年間の新規出店は20店舗程度が続いており、中計でも2021年2月期までそのペースであることが示されています。

同数の新規出店を続けるということは、新規出店率でみればパーセンテージが落ち続けることになります。

これについては「安定成長」とするか「徐々に魅力率が減少」とするかは難しいところであり、東北には新店余地があるのかも心配されると指摘されています。

これを「安定して成長」と捉えるのか「徐々に魅力率が減少」と捉えるのかは難しいところです。

あと、東北は人口が減少していくのでそんなに新店余地があるのかなぁ。というのも心配になります。。。。

引用元:Kabu Berry

カンブリア宮殿でひふみ投信がオススメ

2017年2月、テレビ東京のカンブリア宮殿にレオス・キャピタルワークス(ひふみ投信)の藤野氏が出演しました。

その中で、注目している企業として薬王堂の名前を上げたため、株価は急騰しました。

サプライズ的な登場で、放送翌日から株価が急騰し、1週間後に年初来高値をつけていると解説されています。

薬王堂は本当に番組最後でサプライズ的に出た銘柄なので、放送翌日に出来高がすさまじいことになっています!!

その後、やはりこちらも放送1週間後の2月23日に年初来高値の「2,734円」を付けています!

引用元:ちょっと一息こばなしどっとこむ

テンバガー

薬王堂は、2014年頃の300円台から、2017年には3,000円台まで株価上昇しており、3年間程でテンバガー(10倍株)を達成しています。

途中には色々なことがありつつも、テンバガーになるまで保有し続けた個人投資家もいらっしゃり、よく握っていたよね・・・としみじみ感じるとコメントされています。

結果として2月7日に高値を更新するまで9ヵ月近くかかりました。周りからは握力が強い云々といわれますが、そんなことないよといつも否定しています。しかし、この件に関しては自分でもよく握っていたよね・・・としみじみ感じます。

引用元:しょぼい・・・らすかぶ日記

財務は安定的

業績・CFが安定成長しており、新規出店に資金が必要ではあるものの、ほぼ営業CFで賄える範囲であるため、財務的には安定した状況が続いています。

2018年2月期においては、借入金も過大ではなく、自己資本比率は48%となっています。

中期経営計画

薬王堂は、2021年2月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2021年2月期において、売上高1,000億円(年率+8%成長)、経常利益50億円(年率+11%成長)を目標値としています。

毎期20店舗程度の新規出店を行い、2021年2月期には300店舗を達成する計画です。

2年目となった2018年2月期の決算発表段階では、売上高1,000億円の目標は2020年2月期へと前倒しされています。(経常利益50億円については据え置き)

株主優待は自社プリペイドカードまたは東北産米

株主優待は保有株式数に応じて自社プリペイドカードまたは東北産米がもらえます。

  • 100株以上
    • 自社プリペイドカード 2,000円相当
    • または東北産米 3kg
  • 1,000株以上
    • 自社プリペイドカード 3,000円相当
    • または東北産米 5kg
  • 3,000株以上
    • 自社プリペイドカード 5,000円相当
    • または東北産米 10kg

東北産米

東北各県の特産品であるお米を選択することができます。

プリペイドカードを利用できない場合は東北地方の特産品を選ぶことができます。東北地方それぞれの県を代表するお米の銘柄が揃っています。

・青森県産「つがるロマン」
・秋田県産「あきたこまち」
・岩手県産「ひとめぼれ」
・山形県産「つや姫」
・宮城県産「ひとめぼれ」
・福島県産「こしひかり」

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

銘柄を選べるのは楽しいとコメントされています。

私は普段はコシヒカリを食べているのですが、こうやって銘柄を選んで食べてみることができるのも楽しいですね。

引用元:コレ買ったブログ

山形県産のつや姫が届いたとコメントされています。

届いたお米は、山形県産のつや姫3キロ♪

引用元:ちーLIFE

総合評価

東北地方で安定的に新規出店→エリア拡大→業績拡大と成長しています。カンブリア宮殿にも取り上げられて人気に火がついた印象です。しかしながら、これ以上の南下(エリア拡大)は競合他社とのぶつかり合いとなるため、これから真価を問われそうです。

2018年7月時点でPER24.2倍/PBR4.14倍となっています。

株価は2014年から右肩上がりとなっており、10倍以上に伸びています。直近では1Q決算が失望されて調整しましたが、すぐに株価位置を戻しており、押し目買いの強さを感じさせます。とはいえ、今後は、競合他社とのぶつかり合いがあるため、成長鈍化や指標的割高さが気になってきます。

株価は右肩上がりで評価が高いものの、逆に配当・優待については利回りが低下しており最低評価となっています。

株価(3,975円)★★★★★:ずっと右肩上がり
配当金(0.53%)★☆☆☆☆:少ないです
優待内容 ★☆☆☆☆:株価が上がり利回り低下
参考指標:PER 26.6倍、PBR 4.64倍
総合得点(15点満点):7点
※ データは2018年5月31日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

ここ数年で高評価されるようになったものの、過去には減益や低PBRの時期もあったので、もう一度突っ込んだときの方が投資チャンスなのではないかとコメントされています。

評価もかつてないほどいいろころまでPER20超えと。気になるのは過去には低PBRな水準までもあることかな。

で、過去を見れば利益は大きく前年割れとかもしてるのでその再現でも来たら株価には一気に冷え込むなんて可能性も見ておいたほうがいいやも。低PBR帯までつっこみうると。

引用元:大河の一滴

スポンサーリンク
オススメの記事
オススメの記事