山加電業は、送電線、内線工事が主体だが、通信向けも育成。電力は東北電力が主要発注先。建物管理事業も。
株主優待はクオカードです。
山加電業の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
単年業績はバラツキがあるも長期的には安定
事業内容
山加電業は主に3つの事業を行っています。
1つ目は電力事業であり、主要顧客は東北電力で、送電線工事を請け負っています。
2つ目は内線事業であり、官公庁やゼネコン会社を顧客として電気設備工事や太陽光発電工事を請け負っています。
3つ目はストック事業として、ビルメンテナンス(建物管理・清掃)を行っています。
単年業績はブレあり
直近では、2015年度、2012年度、2007年度に最終赤字を計上しています。
3つの事業の内、電力事業と内線事業については設備投資動向に影響を受けるため、単年業績で見ると最終赤字に転落する可能性があります。
設備投資動向に影響されないストック型ビジネスとしてビルメンテナンス事業も行っていますが、全体に占める割合は15~20%程度に留まっています。
財務は安定的
2016年9月期においては、実質無借金経営であり、自己資本比率は45%と安定的です。
キャッシュフローは年毎にまちまちで安定していない印象ですが、長い目で見ればキャッシュを積み上げられている状況です。
株主優待はクオカード
株主優待は100株以上保有で1,000円分のクオカードが貰えます。
2015年9月期にて創立80周年の記念として株主優待を新設し、その後も継続しています。
山加電業の優待って、設立80周年記念のクオカードいただいた去年だけで終わりかと思ったら、継続してたんですねひらめき電球
設立80周年記念のクオカードのプレミア感が薄れる気がする~
引用元:ハルクの株主優待&株主総会日記
総合評価
景気変動(設備投資動向)の影響を受けるため、業績にはバラツキがあるものの、長期的に見れば安定的にキャッシュを稼ぎ続けられています。
ビルメンテナンス事業がもっと育つことで、ストック事業の利益が安定的に増加してくればより良い会社になりそうです。
2017年10月段階ではPER19倍、PBR2.4倍と割安感はありませんので、割安感のある水準を待ちたいです。
優待狙いの1枚保有であればホールドで問題ないと評価されています。
山加電業はちょっとこのところ値上がりして今いましたが、ま、優待狙いで1枚保有していくのには特段問題はないレベルの株価であると考えています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
市場変更にも期待して保有されているようです。
山加電業は、以下のような点で期待しています。
・市場変更候補
・お試し優待からの優待新設なので末永く実施!?
引用元:ゆとりサラリーマンの優待投資
財務安定度がBと高評価ですが、全体的には低めの評価となっています。
【 きびなごの格付け 】 D
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:B
・配当利回り:D
・割安感:D