丸千代山岡家は、北海道と北関東地盤のラーメンチェーン。幹線道路沿いに展開。手作りスープ等店舗作業多い。
株主優待はラーメン引換券または北海道産米です。
丸千代山岡家の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
北海道・北関東地盤でラーメンチェーンを展開
事業内容
丸千代山岡家は、北海道発祥で北関東も地盤としているラーメンチェーンです。
郊外ロードサイドを中心に出店し、24時間営業を行い、スープの仕込みや食材の店舗調理を行っていることが特徴です。
2018年1月期において、153店舗を展開しており、内訳は以下の通りです。
- 北海道:49店舗
- 東北:11店舗
- 関東:75店舗
- 東海:16店舗
- 関西:1店舗
- 九州:1店舗
北海道と北関東を地盤に出店していることが分かります。一方で西日本にはほとんど未進出の状態です。

2018年1月期決算説明会資料より抜粋
売上伸ばすも利益は不安定
出店により店舗数を増やすことでトップラインは成長しているものの、利益については毎期ブレがあり不安定な状態です。
不採算店舗の閉鎖や人件費の増加が要因であると指摘されています。
ここ最近の業績ですが,売上高は順調に増えているものの営業利益は伴っていません.不採算店舗の閉店や人件費の増加が要因のようです.進行期も利益を下方修正していることから,利益の増加に効いてくるにはしばらくかかるんじゃないでしょうか
引用元:hassのまったり投資譚
投資家的視点でラーメン屋へ
飲食や小売の企業は個人投資家が自分でお店の様子を調べられるメリットがあります。
これらの企業に投資する際には、自分の周りの店舗に実際に行ってみて、様子を伺う方も多いようです。
投資家的視点でラーメン屋を訪れている方のブログをいくつか紹介します。
以前よりも好印象になっており、優待でなくても食べに行っても良いとコメントされています。
以前は店内に強烈な臭いが充満してましたけど、今回はほぼ無臭。
ラーメンは脂が苦手な私達夫婦でもクセになる味わいで、前よりも美味しくなったんじゃないかな。
ラーメンのスープは創業以来20年間変わってないらしいですけど、今回のラーメンはすごく美味しかったです。
決算書等で調べて99%投資しないと決めたものの、現地現物で確認しにいったところ、やはり投資しないと決心されたそうです。
現地現物を確認したら見方が変わるかもしれないという気持ちと、これで決定的に投資はなしと最終判断しようという気持ちをもってお店に行った。
引用元:草木無量がただただ書く!!!
財務はイマイチ
出店による投資費用がかさんでおり、財務はイマイチの状態が続いています。
資産のほとんどは有形固定資産であり減損リスクがある他、有利子負債も20億円ほどと大きい状態が続いています。
2018年1月期においては、自己資本比率は28%となっています。
有利子負債が多いと指摘されています。
自己資本比率は2割台で、財務面では、有利子負債が多いです。
株主優待はラーメン引換券または北海道産米
株主優待は保有株式数に応じてラーメン引換券または北海道産米がもらえます。
ラーメン引換券は、税込450~1,070円のラーメンと引換ることができます。
- 100株以上
- ラーメン引換券2枚
- または北海道産米2kg
- 500株以上
- ラーメン引換券4枚
- または北海道産米4kg
- 1,000株以上
- ラーメン引換券6枚
- または北海道産米6kg
ラーメン引換券の改善
ラーメン引換券は以前は一律640円分でしたが、2017年に改善され、430~1,070円相当のラーメン1杯を選べるようになりました。
どのラーメンでも食べられるように優待変更されたので、一番高い(1,070円の)ラーメンを食べてきたことをレポートされています。
どのラーメンでも食べられるように前回の優待から変更になったので、今回も一番高いラーメンを食べてきました。
北海道産米
丸千代山岡家の店舗が無い地域の場合は、北海道産米を選択することになります。
北海道産のおぼろづきというお米が届いたことを紹介されています。
ただこちらのお店で食べてみたいのですがお店が無い
幹線道路沿いでの店舗展開なので仕方がない
引用元:年金生活者の投資
総合評価
出店により売上を伸ばしていますが、利益成長がついてきていません。2019年1月期は増益に転じると思われ、ここから着実に成長できるか注目されます。
2018年7月時点でPER18.1倍/PBR2.49倍となっています。減益トレンドからの回復を織り込んだ評価となっています。
株価は上昇トレンドとなっており、2015年につけた天井をうかがう水準です。増収増益を確認できれば2015年株価への挑戦になるかと思われます。
全体的に普通~やや悪い評価となっています。
【 きびなごの格付け 】 D
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:D
・配当利回り:C
・割安感:C