安江工務店(1439)

安江工務店は、愛知県で住宅リフォーム請負を軸に新築、仲介・買取再販も展開。独自素材の品質、価格に強み。

株主優待はありません。2017年IPOでJASDAQ上場です。

安江工務店の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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愛知地盤のお高めリフォーム屋

事業内容

安江工務店は、住宅リフォーム事業、新築住宅事業、不動産流通事業を行っています。

メインは住宅リフォーム事業であり、売上高の77%を占めています。インターネットや折込チラシで集客し、リフォーム相談会や現場見学会、定期メンテナンス等で顧客とのつながりを深めています。

中古住宅のリフォーム需要はこれからもあるので期待できそうとコメントされています。

これからも中古住宅のリフォームの需要はありますので期待できそうですね。
(ただ、ライバル企業とかたくさんでてくるのでそれに勝ち残れるかはホームページだけではわかりませんでした(><))

引用元:Kabu Berry

新築住宅事業は売上高の15%を占めています。無添加厚塗りしっくいやコーラルストーンなどのオリジナル自然素材を使い、イタリア直輸入建材・家具をトータルプロデュースした注文住宅「CASTELLO DIPACE」の販売を行っています。

リフォームも新築も良い素材を使っているので、価格競争ではなく、お金をかけてでも良い仕上がりにしたい層に受けていると指摘されています。

良い素材を使っているので、価格競争になるとあっさり負ける。
少し余分にお金をかけても良い仕上がりにしたいと思っている人には受けている。

引用元:かんちの優待株バリュー株日誌

不動産流通事業は売上高の8%を占めています。中古物件の買取再販・売買仲介を行っています。メイン事業であるリフォーム・リノベーションによって資産価値を向上できるのが強みです。

2017年 IPO

安江工務店は、2017年2月にIPOでJASDAQへ上場しました。

公募価格1,250円に対して、初値1,300円(+4%)と無難なスタートとなりました。

公募と売出しで半数近い株が放出されましたが、元々の想定時価総額が超小型だったこともあり、受給は悪くなかったものと思われます。

ハウスドゥが株式取得

不動産仲介のFC事業で急成長中のハウスドゥが、2018年2月1日に安江工務店の発行済株式総数の5.41%を取得したとして大量保有報告書を提出しました。

取得目的は純投資となっているものの、関連業種であるため、純投資に留まらない資本業務提携などへの思惑が生じています。

これを受けて株価は高騰・急落と激しい値動きを繰り広げました。

自社株買い

上記のすぐ後となる2月8日、今度は安江工務店の自社株買いが発表されました。

上限10万株・1.4億円ということで、7%超にあたる大きな自社株買いとなっています。

時価総額と比べると巨額の自己株買いということで、影響が大きいと指摘されています。

1億4000万円と聞くと小さいのですが。

去年上場した安江工務店はそこまで時価総額が高くありません。

引用元:Kabu Berry

しかしながら、2018年5月時点では、未だに自社株買いの実施は0円に留まっています。

当初から設定されている期間は8月8日までなので、それまでに本当に自社株買いが実施されるのか注目されます。

財務は健全

上場で3.6億円ほどを資本に組み入れたこともあって、実質無借金経営であり、財務は健全な状態が続いています。

2017年12月期において、ネットキャッシュ3億円(cf. 時価総額19億円)、自己資本比率は50%となっています。

総合評価

業種的には急成長は望めませんが、超小型であること、ハウスドゥによる株式取得が気になります。

2018年5月時点でPER15.7倍/PBR1.5倍となっています。建設業・不動産業としては高評価の部類です。ハウスドゥによる株式取得や自己株買いによる需給のタイト感があるためと思われます。

業種が地味で(株価が)上がるカタリストが少ないと指摘されていますが、会社計画が達成できれば4年で1.5倍と評価されています。

業種が地味で上がるカタリストが少ないので急騰はない。 会社計画が達成できるなら4年で1.5倍ぐらいにはなると思う。

引用元:かんちの優待株バリュー株日誌

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