よみうりランドは、読売グループ傘下。船橋、川崎競馬場の歩合家賃が主力。『よみうりランド』やゴルフ場運営も。
首都圏に広大な土地を保有する含み資産バリュー株です。株主優待は「よみうりランド」入園券などです。
よみうりランドの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
競馬場・遊園地・ゴルフ場を運営する含み資産バリュー株
様々な施設の土地を保有して運営
よみうりランドは、1949年に川崎競馬倶楽部として設立され、首都圏において、競馬場・遊園地・ゴルフ場などを運営しています。
保有・運営する施設一覧は以下の通りです。
- 競馬・競艇
- 川崎競馬場
- 船橋競馬場
- サテライト船橋・オートレース船橋
- ゴルフ
- 東京よみうりカントリークラブ
- よみうりゴルフ倶楽部
- 千葉よみうりカントリークラブ
- 静岡よみうりカントリークラブ
- よみうりゴルフガーデン(練習場)
- 遊園地/屋内遊戯施設
- よみうりランド
- キドキドよみうりランド店
- あそびのせかい グランツリー武蔵小杉店
- スーパー銭湯/温泉
- よみうりランド丘の湯
- 稲城天然温泉 季乃彩
- 野球
- 読売ジャイアンツ球場
グッジョバ!!が想定以上の貢献
グッジョバ!!は、2016年によみうりランド内にオープンした施設で、モノづくりが体感できる4業種のワークショップを売りにしています。
遊園地が次々閉園するなか、よみうりランドは頑張ってますね。
グッジョバという新エリアを作ったりしてますね。
引用元:猫による株主優待
総工費100億円をかけてグッジョバ!!を作り上げ、入園料・ワンデーパスを値上げすることで投資回収を図っています。
グッジョバの総工費は100億円って報道されていたと記憶しているけど
その費用が入園料・ワンデーパスに跳ね返ってきてる(ノД`)シクシク
引用元:独法職員の株主優待日記
よみうりランド側の想定を上回る稼働を確保し、2017年3月期は期中に4回の業績上方修正を行って、大幅な増収増益を確保しました。
遊園地における新エリア「グッジョバ!!」が想定を超えて推移したことが要因
であり、ゴルフ場も含めた主要事業は全て増収を確保しました。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
2018年3月期はグッジョバ!!の反落を見込んで減収減益の計画となっていますが、多くの施設で収益が向上しているため、計画は保守的であると指摘されています。
遊園地は冬場のイベントである「ジュエルミネーション」が毎年入園者を更新していることや、川崎競馬も貴賓室やキッズルーム設置による大幅改装効果や、近隣の東急不動産の商業施設誘致、JRA馬券発売により、施設集客力が劇的に底上げされているため、会社予想はかなり保守的と思われます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
安定配当のみを目指す経営
よみうりランドは、大株主に、読売新聞グループ本社(非上場)、日本テレビ放送網(株式持ち合い)、自社(自己株口)が並んでおり、経営に圧力をかけるような大株主は存在しません。
そのため、昨今流行りのROEや株主還元を重視する経営とはなりづらく、むしろ、安定的に低額の配当を続け、キャッシュを回すという経営となっている印象です。
株主総会に出席された方のブログでもノラリクラリ回答に終始したと指摘されています。
こちらのよみうりランドの総会は、よみうりグループが安定的に株を持っているせいでしょうか、経営陣は落ち着いた雰囲気で「安定配当重視」みたいな回答をして、株主還元とかROEとか無縁そうな感じ。検討中とか未定ですとか、ありえないくらいノラリクラリ回答に終始した印象。
含み資産バリュー株
業績は好調ですが、よみうりランドについて最も注目されるのは、首都圏に持つ広大な土地・施設の含み資産です。
帳簿上は150億円程度しか計上されていない含み益は、実態は何倍にもなると指摘されています。
川崎・船橋の各競馬場やその周辺用地、遊園地・野球場、複数のゴルフ場・・・等、首都圏だけもで100万坪弱の土地を保有しており、有報上は賃貸用の150億円程しか上がってこない含み益は、実態はその何倍もあると目されています。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待は「よみうりランド」入園券など
株主優待は、年2回(3月9月)で以下の優待券が貰えます。
- 競馬入場パス
- 「よみうりランド」入園券×5枚
- のりものクーポン券引換券×1枚(20回分)
- ゴンドラ乗車券×2枚(10回分)
- 「プールWAI」入場券×5枚 ※3月のみ
枚数は保有株式数に応じて変わります。
こちらのブログに各券の画像つき紹介があります。
よみうりランドから株主に年に2回実施される「株主優待制度」の中に今回お目当てのよみうりランドを株主優待でお得に行く方法の「株主ご招待券綴」があります!
引用元:Fun-Toy-Life
首都圏に住む子持ちの個人投資家にとっては、ありがたい優待となっています。
遊園地の入場に小学生未満はチケット不要だったので半年で3回行けました!(プールの入場は3歳からチケット必要です)いつも子供達大喜びで、我が家には必須の優待です。
総合評価
含み資産および優待によって下値が非常に堅い銘柄です。
相場暴落時に仕込んでおき、長期で優待を貰ったり、含み資産が注目されて高騰したときに売り払ったりするのが基本戦略であると思います。
含み資産株として評価されてきたものの、本業が好調であるため、見直し買いの可能性があると評価されています。
あくまで当社株は含み資産株での評価となり、不動産セクターに連れた評価が基本となりますが、本業が大変好調なため、テーマパークセクターや優待株(※入園者増が優待価値増に直結する)の評価も可能であり、株価の居所が変わることもあろうかと思われます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所