吉野家ホールディングス(9861)

吉野家ホールディングス(吉野家HD)は、牛丼屋の老舗、国内2位。収益源の『吉野家』を直営軸に全国展開。すし、ステーキ、うどん等も。

株主優待は年2回(2月8月)で飲食券です。

吉野家HDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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国内はなまると海外吉野家の成長に期待

事業内容

吉野家HDは、牛丼の「吉野家」を中心として、うどんの「はなまる」、ステーキやイタリアンを展開する「アークミール」、寿司の「京樽」を傘下にして飲食チェーンを展開しています。

売上比率としては、吉野家が約50%、はなまる、アークミール、京樽が12~13%ずつとなっています。(残りは海外その他)

2018年2月時点で国内外あわせて3,179店舗を展開しています。

  • 吉野家   :1,200店舗
  • はなまる  :479店舗
  • アークミール:178店舗
  • 京樽    :330店舗
  • 海外    :821店舗
  • その他   :171店舗

成長余地

成長ドライバーとなっているのは、国内はなまると海外です。

2018年2月期においては、国内はなまるうどんは47店舗(約10%)増え、海外店舗は88店舗(約11%)増えています。

海外売上は10%程度ながら、今後業績を引っ張っていくと期待されています。

吉野家が半分、その他の事業で半分ですね。海外進出も積極的に進め、13年には600店を突破。売上高も10%近くあり、今後業績を引っ張っていくものと期待出来ます。

引用元:和波の投資生活ブログ

牛丼の吉野家は、国内展開の限界と言われる1,000店舗を超えているため、多ブランド化によって店舗を増やすことができるかがカギであると指摘されています。

牛丼店舗は1千店舗を超え、新規出店が難しいので、多ブランド化の成功が、今後の新規出店余地を決めそうです。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

業績低迷

2018年9月に通期下方修正が発表されました。

2019年2月期について、売上-2.8%、営業利益-73.2%、最終利益は17億円の黒字から一転して11億円の赤字となる見通しです。

食材原価の上昇を見据えて、増収による粗利高の確保によって増益を計画していましたが、

  • 既存店売上高が計画に届かなかったこと
  • アークミール(ステーキのどん、ステーキハウスフォルクス等を運営)が業績不振となったこと
  • 人件費において採用コストが増加したこと
  • 退店等による特別損失が計画を上回ったこと

の理由によって下方修正となりました。

吉野家の業績、黒字ぬき赤字だくだくに

引用元:市況かぶ全力2階建

財務は安定的

営業CFでキャッシュを稼ぎつつも、新規出店のために投資CFとして資金を使っています。

2018年2月期においては、キャッシュ219億円に対して借入金330億円となっており、自己資本比率は50%です。

ここ数年は概ねこの水準を保っており、財務的には安定的な状態が続いています。

自己資本比率50%超と安全性が高いところと、ROA、ROE、利益率といった効率性指標が非常に低いことが特徴です(吉野家は業界でもROE低いほうみたいですけどね)。

引用元:和波の投資生活ブログ

中期経営計画

吉野家HDは、2019年2月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表しています。

2019年2月期において、売上高2,100億円(年率+4%成長)、営業利益60億円(年率+55%成長)、ROE4.7%を目標値としています。

最終年度となる2019年2月期の計画では、売上は2,110億円と目標達成を目指す見込みですが、営業利益については41億円と計画段階から未達を認めています。

米国産牛肉の関税引き上げや人件費高騰等、コストが増したことが原因であると指摘されています。

基本的には、はなまる及び海外出店(FC)による外部成長を柱としていましたが、昨年8月の米国産牛肉の関税引き上げといった不可避な外部要因や人件費高騰による原価の増加、特に採用難についてはコストもさることながら、国内での出店戦略に色濃く影響を与えている模様です。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待は飲食券

株主優待は年2回(2月8月)で、保有株式数に応じて飲食券(300円)がもらえます。

  • 100株以上  10枚(3,000円相当)
  • 1,000株以上 20枚(6,000円相当)
  • 2,000株以上 40枚(12,000円相当)

飲食券は、吉野家HD傘下の以下の飲食店で利用することができます。

  • 吉野家
  • はなまるうどん
  • ステーキのどん
  • フォルクス
  • しゃぶしゃぶどん亭
  • donイタリアーノ
  • パスタリアーノ
  • 京樽

単価が安いお店が多いので、優待の食事券で十分すぎるほど満喫できると評価されています。

吉野家グループは、単価が安いお店が多いです。
そのため、年間6千円の食事券といえども、十分すぎるほど満喫できます。
牛丼並盛でしたら、なんと年間15杯も食べることができます。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

損得というより、利用するので取得しているとコメントされており、日常への浸透が伝わります。

ここまでくると損得というよりは利用するので取得しているのと、
知り合いにあげても喜ばれますし、
身近なものから投資に興味を持ってもらえたらなんて

引用元:KABUDON

また、飲食券10枚で自社グループ会社製品詰合せセットに交換も可能です。

優待券を使用せずに返送すると、冷凍で牛丼の具が届きます。

引用元:ふみこの優待プラスα日記

そば処吉野家で利用

意外に美味しかったと驚きを隠せないレポートをされています。

所詮は吉野家。。 と思っていたのですが、これが驚きのおいしさでした。。 特にそばは細切りでのどごしもよく、そばの専門店と比べてもあまり遜色ないんじゃないかと思ってしまうくらいのもの。。 ちゃんと蕎麦湯も用意されているところがうれしかったですね。。

引用元:悠々自適な老後生活を目指すブログ

総合評価

2018年9月時点での総合評価

赤字転落の下方修正を発表したものの、株価は5%弱の下落に留まっています。

配当・優待利回りは4.4%程度に向上しており、優待目的の購入も増えている可能性があります。

業績低迷よりも、優待改悪が起こることが最大のリスクと思われます。

2018年5月時点での総合評価

優待株として人気の高い銘柄です。

2018年5月時点でPER81.4倍/PBR2.42倍となっています。指標的には割高感がありますが、100株での配当・優待利回りは3.7%程度となるため、利回りを見ての株価推移とも思えます。

100株を数十年単位で長期ホールドするのが良いのではないでしょうか。

海外事業を長年手がけており、歴史もあるものの、グローバル外食銘柄として成長すると見るには時期尚早であると指摘されています。

当社の海外事業は他社よりも一日の長があり、直営・合弁・FCなど出店国にあわせたスタイルを採って試行錯誤してきた歴史があるので、軌道に乗れば大きな失敗はないかと思いますが、“グローバル外食銘柄”として成長株のバリュエーションを採用するにはやや時期尚早であるかと考えています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

優待の食事券は、色々な店舗で使える上に利回りも良いと評価されています。

株価(2,011円)★★★★☆:安定しています
配当金(0.99%)★☆☆☆☆:配当は少なめ
優待内容 ★★★★☆:高利回りの優待です

参考指標:PER 76.3倍、PBR 2.27倍

総合得点(15点満点):8点

※データは2018年5月9日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

「優待の王様」とされており、優待銘柄に興味がない方でも保有しているのではないかとコメントされています。

吉野家HD[9861]といえば、配当金生活のブログの方では初期の頃から『優待の王様』として挙げている銘柄の1つですね。あまり優待銘柄に興味がないという方でも、[9861]吉野家HDはなぜか保有しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

引用元:DividendLife2.0

吉野家、松屋、すき家の株主優待を比較し、吉野家がいちばんコスパが良いと結論づけられています。

結論。吉野家の株主優待が1番コスパ良し。

引用元:フリーランスWebマーケッターの日常

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