ワイズテーブルコーポレーション(2798)

ワイズテーブルコーポレーションは、高級レストラン、カジュアル伊料理などを直営・FCで展開、ブライダル事業も。アジア開拓中。

株主優待は年2回(2月8月)で自社グループ店舗で使える優待券が貰えます。3年以上継続保有で10%割引の会員証も貰えます。業績・財務は不安定ながら優待が人気となっている銘柄です。

ワイズテーブルコーポレーションの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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高給レストランからカジュアルレストランまでを展開

XEXグループ

高級レストランを運営しています。店舗としては、XEX、The Kitchen Salvatore Cuomoなどがあります。

全体に占める割合としては、2017年2月期において、売上で31%程度となっています。前年比では減収増益となりました。

XEX事業は旗艦店である愛宕の新装効果あるも上海と六本木CCの閉店が響き、前年比95.7%とまさかの減収で終わった

引用元:なちゅの市川綜合研究所

カジュアルレストラングループ

カジュアルレストランを運営しています。代表的な店舗としては、PIZZA SALVATORE CUOMOです。

全体に占める割合としては、2017年2月期において、売上で69%程度となっています。前年比では増収減益となりました。

サルバトーレ事業もデリバリーとランチは底堅く推移したものの、ディナー既存店売上が前年比で9割強に落ち込んでしまい、これが業績下押しの主要因となりました。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

国内は黒字定着ながら、課題は海外

黒字定着

国内事業においては、XEXグループ、カジュアルレストラングループともに黒字が定着しています。

しかしながら、成長ドライバーとなるはずの海外事業が一向に上手くいきません。

当社の課題はやはり海外事業でして、以前から出店していた上海も閉店
となってしまったほか、台湾(微風廣場店)も閉店・減損計上となりました。
それでも去年は、既に進出済みの韓国・ソウル郊外の新世界大邱に新店
を出店したほか、フィリピン・マニラにも143坪の大型店を出店しました。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

赤字転落(2018年2月期)

黒字が定着してきた矢先、XEX代官山が2018年7月に閉鎖されることとなり、ブライダル需要を取りこぼす上に、減損処理も発生しました。

これにより、営業赤字に転落し、最終赤字を計上することで財務も痛めています。

ブライダルの受注不調、サルバトーレ他事業も減収となり、大苦戦となったことを指摘されています。

ブライダルの受注不調により既存店売上高が97.2%に沈んだほか、サルバトーレ他事業も表参道や静岡店の閉店による減収にくわえ、店内飲食が低調に推移し、既存店売上高は92.2%と大苦戦の落着となりました。なお両事業とも繁華街の一等地出店が多く、人件費の上昇に売上の伸び(注:減収)が追いついておらず、利益面は一段と厳しい結果になりました。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

業績・財務は不安定も優待株として株価を維持か

2009年~2012年度までは大きな赤字となっていた当社も、その後は国内事業が安定して黒字となっています。とは言え、海外事業が上手く行っていない状況です。

海外事業が足を引っ張る業績不振もあり、過去の赤字により財務が傷んでおり、業績・財務ともに不安定な状況です。

しかしながら、高利回りの優待が株価を下支えしており、そのため、指標的にも割高感があります。

●自己資本比率が1割台と、財務面は有利子負債が多く、長期保有には少し不安。
●現在の株価は、PBRやPERから、資産面や収益面で割安感はない。
●配当金はゼロ。利益剰余金がマイナスであることから当面復配できない。
●株主優待は6%超と、非常に魅力的な利回り。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

財務はイマイチ

2018年2月期においては、XEX代官山の減損処理により財務が傷んでしまい、自己資本比率は20%まで低下しています。

ここ数年は財務が良化傾向にありましたが、振り出しに戻った印象です。

期待されていた復配が遠くなったばかりか、増資も懸念されるとコメントされています。

リーチがかかっていた復配はかなり遠くなってしまった印象です。それどころか今期で業績が反転しないと自己資本比率も2割を切ってしまう状況のため、業績のわりに高い株価を活かした(三者割当)増資なども期待されるところです。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待は自社グループ優待券

株主優待は自社グループ店舗で使える5,000円相当の優待券です。

店舗を訪れることができない投資家のために、優待券全額で同額相当のギフトとも交換できます。2016年12月1日現在では以下のラインナップとなっています。

  • 沖縄県産もとぶ牛(黒毛和牛)ギフト~すきやき用(冷凍)~
  • 沖縄県産もとぶ牛(黒毛和牛)ギフト~ハンバーグ&メンチカツセット(冷凍)~
  • ショコラトリー「LE CHOCOLAT DE H」による特別ギフト ~アイスクリームセット~

また、長期優遇制度もあり、3年継続保有で「XEX MEMBERS CLUB(株主向け)」会員証が貰えます。これは自社グループ店舗で10%割引となります。

PIZZA SALVATORE CUOMO

ワイズテーブルコーポレーションで店舗が多いのは、PIZZA SALVATORE CUOMOです。

値段も手頃なので、5,000円分の優待券を使うには丁度良いレストランです。

店舗毎にメニューが異なるようなので、利用する場合には事前にチェックしておいた方がよさそうです。

この会社の店舗のほとんどがPIZZA SALVATORE CUOMOなんです。ここで使うのが一般的ですよね。

気を付けなくてはいけないのが店舗ごとにメニューがかなり違うことです。

引用元:猫による株主優待

テイクアウトでも優待券は利用可能です。

テイクアウトでも優待券を使えることが分かり、持ち帰りのピザで優待券を使ってみました。

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

総合評価

2018年6月の総合評価

大苦戦の2018年2月期を終え、黒字転換を見込む2019年2月期は勝負の年となりそうです。

2018年6月時点でPER57.5倍/PBR7.15倍となっています。PERやPBRによる評価よりも、優待利回り3.5%程度に支えられた株価となっている印象です。

株価は高値圏にあり、優待で支えられているといっても利回り3.5%程度ということで、株価調整の不安があります。

配当はないものの、優待利回りがなかなか良いと評価されています。

株価(2,814円)★★★☆☆:だいたいこれくらい
配当金(なし)☆☆☆☆☆:配当はありません
優待内容 ★★★★☆:利回りは良いです
参考指標:PER 57.5倍、PBR 7.1倍
総合得点(15点満点):8点
※ データは2018年6月7日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

2017年6月の総合評価

国内事業が黒字化定着しており、後は海外事業が好転すれば業績が化けることはありそうです。

今のところその兆候は見えず、指標的にも割高感があるため、手が出しにくい状況です。

優待目的のホールドは問題ないかと思いますが、まとまった投資のためには海外事業の行方を注意深く見守る必要があります。

業績・財務の評価が低いです。配当(優待)利回りが高い割に、割安感には乏しいという、優待で株価を支えている銘柄です。

【 総合評価 】
〔5段階評価で、☆3つが標準、☆5つが最高評価〕
●業績安定度:☆☆
●財務安定度:☆
●配当利回り:☆☆☆☆☆
●割安感:☆☆

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

優待利回りはなかなか良いのですが総合評価は低くなっています。

株価(2,778円):★★★☆☆ 横ばいです
配当金(なし):☆☆☆☆☆ ゼロです
優待内容:★★★☆☆ 優待利回り3.6%ですが…。

総合得点(15点満点):6点

ワイズテーブルコーポレーションからは年2回の株主優待いただけます。当初はサルバトーレ・クオモで使いましたが、どうも店舗の雰囲気が好きじゃなかったので、商品をもらうことにしました。

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

2017年2月期を終えて、黒字定着と財務改善を評価されています。復配よりも既存店改装にお金を使って国内事業を盤石にすべきと指摘されています。

全社的には完全に黒字基調が定着してきつつあり、
配当もずっと出していないので、財務もずいぶん良化しており、自己資本
比率もついに25%にまで改善しました。利益剰余金欠損も▲1.6億円にまで
減ったので、今期は復配リーチ圏となっていますが、無理してケチな配当
など出さずに、内装がボロくなっている既存店の改装にお金を使って、テコ
入れしてほしいと思います。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

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