ゼリア新薬工業は、中堅の製薬会社。消化器系を中心としており、滋養強壮剤「ヘパリーゼ」が柱です。スイス企業買収で海外展開も見込まれます。
業績は黒字を確保し続けているものの安定感はなく、成長期待もありません。個人投資家の分析はほとんど無いようで、優待として「ヘパリーゼ」を取得している方がいる程度です。
ゼリア新薬工業の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
ヘパリーゼで有名な製薬中堅
ヘパリーゼが好調
ヘパリーゼはコンビニでトップシェアを獲得しており、テレビCMも盛んに行っています。
「ヘパリーゼ群」もコンビニ向けのウコン系飲料市場では既にトップシェアを
獲得しておりますので、「ヘパリーゼWプレミアム」に代表される高機能・高
単価商品へのリプレイスが期待されます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
研究開発費が重くのしかかる
製薬会社であるため仕方ないことではありますが、研究開発費が重くなっています。
具体的な薬名もあげて以下のブログで解説されています。
研究開発の状況については、今期も前期を上回る90億円程度の開発費を
見込んでいます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
2017年 セルフメディケーション税制が開始
2017年にスタートしたセルフメディケーション税制でにわかに注目を集めています。セルフメディケーション税制とはドラッグストア等で購入できる医薬品(指定あり)を一定程度購入すると、確定申告をすることで税金が還付・減額される制度です。
これに対するゼリア新薬工業の恩恵は計りかねますが、少なくともセルフメディケーション税制の対象商品ではあります。対象製品はゼリア新薬工業の公式サイトに記載があります。
新たな国策として、セルフメディケーション税制という制度がスタートしたようです。これにより、医薬品メーカーやドラッグストアが恩恵を受けて業績拡大につながるのではないかという思惑が動いているようです。
引用元:医学生投資家の株ブログ
薬品を製造しているのが「ゼリア新薬工業」だ。特に、「コンドロイチン」と「ヘパリーゼ」シリーズは、ここの商品で有名だ。今後も、消費者が求める医薬品をいかに作れるかが勝負になるだろう。ドラッグストアを中心に受注は増えるはずだ。
引用元:株王獅子丸の注目銘柄
優待は「ヘパリーゼ」
優待は自社商品であり、100株以上で「ヘパリーゼ」、1000株以上で複数商品から選べます。
お酒を飲む人にとっては、ありがたい優待かもしれません。ちなみにヘパリーゼはパイン味で飲みやすいとのことです。
肝臓エキスにちょっとひきましたが・・ちゃんとした健康飲料です。
味もパイン味なので飲みやすいとのこと
優待目的にクロス取引で取得される方も多そうです。
6月13日(月)にゼリア新薬工業 (4559)より『ヘパリーゼW』10本が届きました。
100株クロスしました。
引用元:しゅうの高配当株・株主優待株で経済的自由を目指すブログ
総合評価
株主優待を目的とした個人投資家のホールドが多いようです。
ヘパリーゼは好調ですが、反面、研究開発費も重く、大きな成長は今後の薬次第となると思います。
自社株買いで株主還元を進めていますが、必要に応じて自社株売り(公募増資)をしてくる会社と指摘されています。
財務良化のためにあまり無理して還元しなくても良いと思うのですが、必要に応じて”自社株売り”をしてくる会社なので、まぁその辺の資本政策は都合よくやるつもりなのかもしれません。
引用元:なちゅの市川綜合研究所